緑茶成分「テアニン」でリラックス&老化予防
Ò

緑茶に含まれるリラックス成分「テアニン」とは

「テアニン」は1950年に茶葉の一種の玉露から発見されたアミノ酸のひとつです。

お茶に特有の成分であったことから、茶の旧学名の「Thea sinensis」から由来し、Theanineと名付けられました。

「テアニン」は昆布んどに含まれ旨味成分の「グルタミン酸」に良く似た構造をもっています。グルタミン酸は体内で交感神経を活発にするはたらきをもっていますが、「テアニン」は幸せホルモンの「セロトニン」やリラックス成分のGABA、運動・情動行動・認知機能にかかわっているドパミンなどを増やすことでリラックス効果をもたらします。

お茶と「テアニン」

お茶の主成分は苦味の成分であるカフェイン、渋みの成分のカテキン類、そして甘み成分の「テアニン」です。

「テアニン」は、茶葉に含まれているアミノ酸の中で、最も多く含まれています。緑茶のまろやかな味わいは「テアニン」に由来しています。緑茶以外にも、さまざまな食品の苦味やえぐ味も抑えるので、食品添加物としても使われています。

お茶には、神経を高揚させるはたらきのあるカフェインが含まれているにも関わらず、気持ちが落ち着くのは、お茶に含まれている「テアニン」の効果であるといわれています。

緑茶一杯のなかに、およそ8~30mgの「テアニン」が含まれています。 とくに、玉露ではお茶100mLあたり120mgも「テアニン」が含まれています。ということは、1杯の玉露を飲むとおよそ240mgの「テアニン」が摂取できます。 「テアニン」は、お茶の中でも玉露や一番茶(新茶)のように食の若い芽におおく含まれています。

「テアニン」のリッラクス効果は

交感神経と副交感神経のふたつの反対の作用をもつ神経系によって、わたしたちのからだはコントロールされています。

  • 神経伝達物質への影響
  • リラックス効果
  • 脳に対する保護作用
  • 短期ストレス時の軽減効果

「テアニン」のホルモンへの影響

「テアニン」を摂取することで、GABAの量を増やして、興奮を抑えるという実験結果がでています。 そのほかにも、血圧上昇を抑えるといった生理作用も知られています。

「テアニン」はα波を増やす

「テアニン」には、副交感神経の活性をたかめる効果があることがわかっています。

α波とは、リラックスしている時や、入眠する前に発現する脳波です。 「テアニン」を摂取してから、40~50分後にα波が増加することが、研究で明らかになっています。

不安傾向の低い人(通常の人)には50mgの「テアニン」摂取後、不安傾向の高い人においても200mgの摂取でリラックス効果が認められています。

「テアニン」の摂取により、睡眠の質の改善が報告されています。途中で目が覚めてしまう(中途覚醒)症状の現象や、起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復の改善が認められています。

ストレス減少効果

ストレスが、老化を促進しているのではないかと考えられています。

ストレスを与えたマウスでは、寿命が短くなってしまったが、ストレス条件下で、「テアニン」を与えると、通常のマウスと同程度の寿命になったという研究結果があります。「テアニン」の寿命延長効果は、健常時のマウスには発現しませんでしたが、ストレスによる寿命短縮作用を打ち消したと考えられます。

また、「テアニン」を摂取していたマウスでは寿命短縮が抑制されたこと以外にも、脳の老化が抑制されていました。長期のストレスはアルツハイマー型認知症の、潜在的因子であることも報告されています。

脳保護作用・記憶力にも影響する「テアニン」

ラットを用いた動物実験でも認知機能を良くするはたらきが報告されています。 とくに、記憶や関連付け学習の成績上昇が発見されています。

「テアニン」は認知機能に影響を及ぼすことが明らかになっています。

ストレスを加えたマウスでは、加齢に伴い大脳が萎縮するという特徴を示します。 反対に、「テアニン」摂取していた群では、ストレス条件下でも大脳の萎縮はみられませんでした。

また、ストレスにより、脳の学習脳が低下したが、「テアニン」を摂取していたマウスでは脳機能の低下はみられなかった。

うつ抑制作用

長期にわたるストレスは「うつ」の要因となると考えられています。

マウスの強制水泳や尾懸垂試験を行ったところ、ストレス下のマウスでは水泳をあきらめて動かなくなってしまう時間が長かったが、「テアニン」摂取群では、あきらめて動かなかった時間が短くなったという結果がでています。「テアニン」により「うつ様行動」を抑制したと考えられます。

更年期の症状と「テアニン」

更年期の女性ホルモンの乱れから、脳が過剰に興奮してしまいます。

そのため、イライラや憂鬱な気分になってしまうなど、嬉しくない変化もありますね。

更年期の治療では、抑うつ気分ややる気がでないなどの症状が重度になってしまうと、心療内科のお薬を使う場合もあります。精神科のお薬は副作用も強いので、「ちょっと元気がでないな」「寝つきがわるくなった」と感じたら、「テアニン」の摂取をしてみてはいかがでしょう。

おすすめの記事